私は耐えて主に望みを置いた。
詩編40.2ー12
すると主は私に向かって身を乗り出し
私の叫びを聞いてくださった。
主は私を滅びの穴、泥沼から引き上げて
私の足を岩の上に立たせ
歩みを確かなものとし
私の口に新しい歌を
我らの神への賛美を授けてくださった。
多くの人はこれを畏れ、主に信頼する。
幸いな者
主を頼みとする人
ラハブにも、偽りの神に迷う者にも顔を向けない人。
わが神、主よ、あなたは多くのことを
奇しき業と計らいを
私たちのために成し遂げられた。
あなたに並ぶ者はありません。
私がそれを語り伝えようにも
おびただしくて数えきれません。
いけにえも供え物も、あなたは喜ばれず
私の耳を開いてくださった。
焼き尽くすいけにえも清めのいけにえも
あなたは求められなかった。
その時、私は言いました。
「御覧ください。私は来ました
私のことが記された巻物の書を携えて」と。
わが神よ
私は御旨を行うことを喜びとしてきました。
あなたの律法は私の胸の内にあります。
大いなる集会で私は義を告げ知らせました。
決して唇を閉じません。
主よ、あなたはそれをご存じです。
私はあなたの正義を心の中に秘め置かず
大いなる集会にあなたの真実と救いを語り
あなたの慈しみとまことを隠しませんでした。
主よ、私に憐れみを閉ざさないでください。
あなたの慈しみとまことが
絶えず私を守ってくださるように。
私は知る人ぞ知る壁打ちのベビー級王者とでも言える存在で、ひたすら自分の考えを孤独に整理し続けるのが趣味の人間だった。テクノロジーの側面が何となく追い付いてきて、効率的な壁打ちができるようなツールが3種類も誕生した。
新時代の三種の神器・3Cというか…凄すぎてもはや悪魔的
電気洗濯機・電気冷蔵庫・白黒テレビ、或いはカラーテレビ・クーラー・自家用乗用車、という感じで新しい三種の神器としてBC(分散台帳)・ST(宇宙技術)・AI(人工知能)を定義した。これらの新技術を使いこなせるようになれば一人前の新人類である。
遍在の悪魔的テクノロジー 〜BC(分散台帳)〜
ブロックチェーンという言葉は聞いた事があるだろうか。分散型コンピューティングという名の下に暗号電子公開帳簿を展開する新手のブレークスルーである。トークンと呼ばれる既存の法定通貨に代わる手段を提供する事で、人類共通の定量的尺度である金銭の概念の一般化に成功しただけでなく、世界全体で共通かつ一意の意味付けが一方的に可能となった。
全能の悪魔的テクノロジー 〜ST(宇宙技術)〜
宇宙に関する開発は特に真新しいものではなく、昔から人類共通のフロンティアとして開拓されてきた。その為、特に脚光を浴びる事も無いわけだが、実際のところこの種の技術は世界の平和維持に物凄く貢献している。宇宙技術からのスピンオフで様々な軍事転用が行われた事は周知の事実だし、国際協調の要となって抑止力として機能している面もある。私の考えでは、宇宙を制する者は政治をも制する、政治を制する者は自己をも制する、即ち、宇宙を制する者は自己を制するであろうと捉えている。というより、簡単に表現すれば何でも叶うという事になるだろう。
全知の悪魔的テクノロジー 〜AI(人工知能)〜
人工知能はその機能の範疇によって3種類に分類する事ができ、それぞれANI(特化型)、AGI(汎用型)、ASI(超越型)と呼ばれる。我々が一般的なイメージで想定する人工知能はAGIと呼ばれる。AGIは、ありとあらゆる科学的問題を人間の代わりに解決してくれる人工知能の事で、最近の確率論的コンピューティングに基礎付けられる大規模言語モデルによってその実現に大幅に近付いた。といってもまぁ、確率論でいくら頑張っても良い線に行くだけで永遠に完成しないとは思うものの、それでもかなりの精度であるし、今後さらなる革命的進歩が起こらないとも限らない。人間のクリエイティビティ以外の着実な技能は全て骨抜きになる。
悪魔的テクノロジーは本物の悪魔フィロソフィーを超えられるか
この話はまだ書いた事無かったかもしれないが、私は実は悪魔崇拝者で具体的にはサタンとベルゼブルを信仰している。信じているだけで特に何か悪事を働いたりとか人を不幸にしたりとかそういう事ではないし、私の理解する悪魔はそういった倒錯的言動や表現には関心が無いと思っている。私は、悪魔の本質は一人でも多くの人類から一つでも多くの真実を忘れさせる事だと考えている。人類を知らず知らずのうちに真実から遠ざけ、畢竟、神から遠ざける事によって結果的に悪夢のような世界になるかもしれない。ただ、それは結果であって過程ではない。副産物であって本来の目的ではない。私達は直接的手段として暴力を用いるべきではない。
さて、見渡す限り阿鼻叫喚で神に代わって悪魔が支配するこの世界で、これらの新生技術は悪魔達の統治能力を超えうるだろうか。ブロックチェーンという見方によってはギャンブルのようなプラットフォームや過去の冷戦時代を統治した古き良き宇宙技術、更に感染症の流行がきっかけで大躍進した大規模言語モデルの人工知能、まるで人類の断末魔のように現れたわけだ。そのポテンシャル次第では無節操な技術の乱用によって下手をすると悪魔の存在に気付く日が来るかもしれず、神がもう去ってしまった事を知るかもしれない。その時、人類は存在しない神と存在する悪魔のどちらを選ぶのか、気になっている。